白髪は多くの人に問答無用に生えてくるものです。その原因は人によってさまざまですが、生えてきた白髪を目立たなくするために一度は白髪染めを使った方も多いことでしょう。
白髪染めは簡単に白髪を黒や茶色に染めることができるので、白髪に悩む方の強い味方になりうるものです。しかし、効果が強ければその分体に与える影響も大ということ。
特に問題となるのが薬剤を使ったことによる髪や頭皮のダメージです。
それでは白髪染めが髪や頭皮に与えるダメージと、その修復に効果絶大の天然ホホバオイルがオススメなわけをみていきましょう。
目次
白髪染めはとっても危険?

白髪が目立ってきたな、と思ったら、美容室や自宅で白髪染めを使う人も多いですね。ですが、その白髪染めには危険があることをご存知の方は意外と少ないようです。
髪の毛に危険
髪の毛の表面はうろこのようにキューティクルで覆われています。
キューティクルは、摩擦や乾燥、汚れや紫外線など外部からの刺激から髪を守り、髪内部の成分が外に流出しないよう、ガードマンのような働きを担っています。
キューティクルが整っていれば髪そのものが健康に保たれるだけでなく、ツヤやコシのある美しい状態になります。
しかし、白髪染めは、髪の内部に白髪に色を付ける染料を付けるためキューティクルを薬剤でこじ開けます。そして内部に染料を入れて発色させるのですが、発色したからといってそのあとに白髪染めは開いたキューティクルを戻してくれません。
つまり無理やり開けた扉をあけっぱなしにしたまま。
その結果、髪は外部からの刺激に弱くなり、内部の成分が流出し、バサバサのガサガサ、そしてスカスカになってしまいます。
頭皮に危険
次に恐ろしいのが、白髪染めに使われている成分によって頭皮に与えられるダメージです。
髪に色を付けるジアミン系染料、染料を発色させる過酸化水素水、この2つの成分が危険です。
アレルギーの原因となるジアミン系染料
白髪染めに使われる髪色を染める成分であるジアミン系染料は、アレルギーをひきおこすことがわかっている成分です。
かゆみや赤み、しっしんなどの症状を白髪染めを使った後に感じたら、この成分によるアレルギーを疑いましょう。
反応してしまったら、あとは使うたびに必ずアレルギー反応は起こりますし、どんどんあらわれる症状は重くなっていくので、一度異変を感じたらそれ以降は二度と使わないのが鉄則。
ひどい場合には頭痛、呼吸困難、最悪の場合には死亡に至るケースも報告されています。
刺激が強すぎる過酸化水素水
過酸化水素水は劇薬に指定(濃度が6%を超えた場合)されているほど刺激の強い成分で、漂白剤や殺菌剤などにも使用されている成分です。
この過酸化水素水を髪や頭皮に使うことで、髪の主成分であるたんぱく質を破壊され髪がパサパサになってしまうだけでなく、頭皮にもダメージを与えて弱らせ、毛髪力を落とし、白髪を生えやすくしてしまいます。
また、人によっては痛みやかゆみ、かぶれやただれの症状が出ることも。
ホホバオイルで優しくケア

このように白髪染めを使うことで髪色は簡単に変えられますが、同時に髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。そのダメージを修復するのに役立つのがホホバオイルです。
ホホバオイルってなに?
日本人にはなじみの薄い「ホホバ」というのは砂漠地帯に生息するツゲ科の多年草です。その種子から抽出されるのがホホバオイルです。
ホホバオイルは昔からお肌の保湿ややけどの治療、髪のケアなど幅広く使われ、「砂漠からの黄金の液体」と呼ばれるほど大変重宝されてきました。
その理由は、人の皮脂にきわめて類似した主成分のワックスエステルにあります。ワックスエステルは人の体に優しく、なじみもよく、そして浸透性が高いのでどんな肌質の人も安心して使うことができます。
また酸化しにくいことから防腐剤を使わなくても良い点も大きな魅力です。
ホホバオイルの使い方
そんな万能オイルのホホバオイルは、白髪染めによってダメージを受けた髪や頭皮の修復に最適です。
アウトバストリートメントとして
定番なのがアウトバストリートメントとして使う方法です。
洗髪後の髪をタオルドライした後、適量を取り手のひらに伸ばして毛先や傷んだ部分を中心に髪の毛になじませていきます。
髪の毛の表面をしっかりコーティングし、白髪染めによって傷んだキューティクルを補修してパサパサ・ガサガサ髪をなめらかでコシのある髪に導いてくれることでしょう。
熱に強い性質もあるのでドライヤーを使う際に熱から傷んだ髪を守ってくれます。
シャンプー前のヘッドスパ
ダメージを受けた髪と頭皮のケアにはシャンプー前に行うヘッドスパがおすすめです。
入浴前に丁寧にブラッシングをした後、適量を手のひらにとり、少しずつ頭皮につけて髪の毛の生え際から頭頂部に向かって優しくマッサージします。
その後、髪の毛にもつけて、ホットタオルで頭をくるみそのまま15分ほど放置します。時間が経ったらシャンプーで優しく洗い流してください。
ホホバオイルには頭皮を正常な状態に整え活性化する効果や保湿効果が期待できるため、白髪染めによってダメージを受けた頭皮環境を改善してくれることでしょう。
まとめ
ホホバオイルは頭皮や髪になじみやすく、しかも低刺激。毎日のヘアケアにプラスするだけで、髪も頭皮も次第に白髪染めから受けたダメージから回復させてくれることでしょう。
オイル特有のべたつきが気になる方もホホバオイルならさらっとして使い心地が良いので大丈夫。白髪染めのダメージが蓄積された髪や頭皮のために、ホホバオイルケアをはじめてみましょう。
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