ドライヤーの間違った使い方で白髪が増える可能性がある!一体なぜ?

ドライヤーと白髪

ヘアケアで欠かせないアイテムといえば、ドライヤーですね。

洗髪後の濡れた髪を乾かし、ヘアスタイルを整える時にも不可欠なドライヤーを毎日使用している方も多いことでしょう。

しかし、実はそのドライヤーが白髪増加の隠れた原因かもしれません。

それでは、今回は密接な関係のある白髪とドライヤーについてお話していきましょう。


ドライヤーの役割

ドライヤーの役割

まず考えたいのがドライヤーの必要性についてです。

髪を乾かす

ドライヤーの役割として真っ先に思い浮かぶのが、洗髪後の髪の毛を乾かすことですね。

濡れた髪はキューティクルが開いた状態。摩擦によってはがれやすくなり、髪を濡れた状態にしておく時間が長ければ長くなるほど髪のダメージが進行してしまうことは誰でもよくご存知のことでしょう。

そのため、髪を洗ったあとは、手早くタオルドライをしたあと、熱に強いアウトバストリートメントや天然のオイルを使ってコーティングした後に、ささっと髪を乾かさなければなりません

髪を濡らしたら、なるべく早く余分な水分を飛ばし、キューティクルを整えて美しい髪をキープすることがドライヤーのもっとも重要な役割です。

頭皮環境を整える

頭皮は美しい髪の毛を作るためにとても重要な場所です。

髪を洗ったまま頭皮も濡れたままにしておくと、寒い時期には頭皮の熱を奪って血行を悪くしてしまいますし、暑い時期には頭皮が高温多湿状態になることで雑菌の繁殖を促して頭皮環境を悪化させてしまうことになります。

そのため、髪を乾かすためだけでなく頭皮を清潔に良好な状態に保つためにもドライヤーで適度に温め乾かすことは重要なことなのです。

血行を良くする

髪や頭皮が濡れたままの状態になると、頭皮はもちろんのこと髪の毛がかかる首元や肩なども寒い時期には冷えて血行が悪くなります。

首や肩の血行が悪くなれば当然美しい黒髪を作るために必要な栄養や酸素を十分に頭皮に届けることができなくなりますし、肩こりや首こりはストレスになる上に、風邪もひきやすくなるので要注意。

髪や頭皮や首・肩をドライヤーを使って乾かすことは、健康維持のためにも欠かせないのです。


ドライヤーの使用で白髪が増える?

ドライヤーの使用で白髪が増える?

ドライヤーを使うことは、髪や頭皮、首や肩のためにも必要なことはおわかりいただけましたか?

では次に、ドライヤーの使い方によっては白髪を増やしてしまうことになる理由をご説明します。

頭皮は鈍感?

人間の体の表面を覆う皮膚ですが、人間の体の中でも頭皮は意外と皮膚が厚い部分です。

最も薄い部分である瞼が0.60mmであるのに比べ、頭皮はその約4倍にあたる2.35mmもあります。

そのため、ドライヤーによる熱風をあてていても反応が遅く、「熱い!」と感じた時にはかなり熱くなっていることも多いのです。

ドライヤーの熱によって頭皮がダメージを受けるとともに頭皮の乾燥が進行してしまうのも問題です。

頭皮が乾燥して硬くなってしまうことで血行が悪くなります。

すると、黒髪を作るために必要なメラノサイトの活動の低下やメラニン色素の原料不足が起こり、白髪が作られやすくなってしまうのです。

髪も鈍感

また髪は死んだ細胞なので神経が通っていません。

そのため、ドライヤーの熱に対して反応することもできないため、気が付いた時には必要以上に加熱してしまっていることも。

その結果、髪や頭皮を乾かすために使っていたドライヤーの熱風によってダメージを受けてしまい、白髪を増やしてしまうのです。


正しい使い方をすれば大丈夫

正しい使い方をすれば大丈夫

しかし、正しい使い方さえマスターすれば、ドライヤーの使用によって白髪を増やすことはありません。

30㎝以上離して使う

ドライヤーを使う時、必要以上に近づけて熱風をあてていませんか?

ドライヤーは髪から30㎝以上離して使うのが基本

ただ腕が疲れてくるとどんどん髪の毛に近づいてきてしまうので、ドライヤーを使う前に丁寧にタオルドライをしておきましょう。

タオルドライがしっかりしていれば、ドライヤーを使わなければならない時間も大幅に短縮できます。

根本から風をあてる

ドライヤーを使う時は毛先よりも根本から風を当てるようにしましょう。

毛先よりも髪の密集している根本部分は風が届きにくく乾きにくい部分なので、そこに空気を含ませるようにドライヤーの風を送ると手早く頭皮や根本部分の髪を乾かすことができます。

冷風で締める

水分で開いたキューティクルをきゅっと引き締めるには、温風で8割程度乾かした後に冷風で冷やすことがポイントです。冷風を仕上げに使うことで頭皮のクールダウンもできます。

髪を保護してから使う

ドライヤーを使う前には、濡れた髪を熱や摩擦から保護するために、アウトバストリートメントや天然オイル(ホホバオイルや椿油など)を使ってケアしておくようにしましょう。

適量を手に取り、髪の根元にはつけずに真ん中から毛先部分を中心にまんべんなくつけるのがポイントです。

まとめ

髪のツヤや頭皮の状態を良好に保つために欠かせないドライヤーも、使い方を間違っていると逆に白髪を増やし髪を傷めてしまうことになるため、正しい使い方をマスターすることがとても重要です。

これからはドライヤーを使う際には今回ご紹介したコツをおさえて、上手に美しい黒髪づくりをしていきましょう。

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