髪の毛に白髪発見!
それだけで気分も凹みますが、さらに枝毛まで増えていたら・・・わたしの髪、どうなっちゃうんだろうと不安になりますよね?
そこで今回は、白髪と枝毛の関係について詳しく書きましたのでご覧ください!
目次
白髪と枝毛は別問題?

まず気になるのが、白髪だから枝毛になるのか?それとも枝毛だから白髪になるのか?ということですね。
二つの問題に関連はあるのかを見ていきましょう!
枝毛はなぜできるの?
キューティクルが整っている髪は最強です。
外側からの刺激から髪内部を守り、髪内部の成分が外に流出することを防ぐことができ、ツヤやコシのある美しい髪になります。
しかし、髪の表面を覆うキューティクルが剥がれてしまうと、髪は弱くなり、内部が乾燥し、髪の繊維部分が裂けてしまうことで枝毛になってしまいます。
白髪はなぜできるの?
一方、髪が作られるときにメラニン色素が十分に髪内部に入らないことで、黒くならず白いまま成長してしまったのが白髪です。
色素が不足した原因としては、メラニン色素をつくるメラノサイトの活動不全やメラニン色素の原料不足が考えられます。
枝毛と白髪は別物
このように、枝毛ができる原因と白髪が生える原因が異なることはお分かりいただけたでしょうか?
しかし、白髪が増え、白髪対策を行うことにより、枝毛が出来やすくなっている可能性もあるので、別物ですが、全くの無関係とは言えません。
白髪対策で枝毛に?

白髪対策は、正しく行わないと枝毛や切れ毛を増やす原因になります。
白髪染めが原因
白髪が増えてくると多くの方が何気なく利用する白髪染めによって、枝毛が増えている可能性があります。
白髪染めは、第一剤(「酸化染料」と「アルカリ剤」)で、酸化染料をしみこませるために一度髪の毛のキューティクルを剥がしてしまいます。
次に使う第二剤(「酸化剤(過酸化水素水)」)で髪内部に浸透した「酸化染料」を発色させ、定着させるという仕組みとなっています。
つまり、白髪ではない黒髪も同じように無理やり髪の毛の表面を覆うキューティクルを剥がしてしまうため、白髪染めをすれば髪の毛全体を傷めてしまうのです。
一度、無理やり剥がされたキューティクルは、何もしていないキューティクルに比べて弱く、もろくてはがれやすくなります。
また、髪の毛が伸びると根元の白髪を隠すためにまた白髪染めを使わなければなりません。
このように何度も繰り返し白髪染めを使うことで、ダメージが蓄積。白髪は当然のことながら、黒髪にも枝毛ができやすくなってしまうのです。
枝毛を作らない白髪対策

白髪染めを使う限り、枝毛ができやすい髪にしてしまうことを防ぐことはできません。しかし、黒髪と同じようにどんどん伸びてくる白髪を放置することもできないですよね。
この二つのジレンマを解決するための方法は一つ。髪を傷めない白髪対策にかえることです。
髪を傷めない白髪対策
- 白髪が染まるシャンプーやトリートメントに変える
- 白髪だけをカットする
- 食事・生活習慣を変える
があります。
白髪が染まるシャンプーやトリートメント
毎日のシャンプーやトリートメントに置き換えるだけで白髪が徐々に染まっていくタイプの製品を使えば、他の黒髪部分にダメージを与えることなく、色素不足となっている白髪だけを自然に染めていくことができます。
ほかにも、このタイプの製品は、新しく生えてくる部分も目立たずに染めていける点、補修成分も配合されているため髪の毛全体にツヤやコシが生まれる点などのメリットがあります。
コスト面で高いように思われるかもしれませんが、枝毛の発生など白髪染めを使うことで起こるデメリットを考えると、十分納得できることでしょう。
白髪のみをカット
それほど白髪が多くない方や、目立たない部分に生えている方は、白髪染めを使うよりも白髪だけをカットするようにしましょう。
1本ずつ切るのは面倒ですが、他の髪の毛を傷めることもないですし、頭皮にダメージを与えることもなくできるのでオススメです。
食事・生活習慣を変える
既に生えている白髪は上記の対策で解決できますが、それだけでは十分ではありません。
これ以上白髪を増やさない・生えてこないようにするために、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠時間の確保や運動の習慣付けなど、毎日の生活を見直し、規則正しく過ごすように取り組みましょう。
関連記事:あたなの髪の毛栄養は足りてる?白髪を予防する栄養素のまとめ
おすすめの枝毛対策

枝毛がある=髪のキューティクルが乱れている証拠。
そのため、キューティクルを整えるための対策をすぐ取り入れ、枝毛の増加や深刻化を防ぎましょう。
トリートメント
キューティクルが傷んでいる髪は、トリートメントを使って栄養を補給し、外側をコーティングすることでそれ以上悪化させないようにすることが重要です。
トリートメントは、お風呂で使う洗い流すタイプのインバストリートメントも効果的ですが、より長く効果を持続させるためには洗い流さないタイプのアウトバストリートメントのほうがオススメです。
ダメージが酷い髪には、よりカバー力の強いホホバオイルなどの天然オイルもおすすめですよ。
ブラッシングとブロ―
キューティクルが剥がれ傷んだ髪はブラッシングやブローにも注意が必要となります。
ブラッシングをする際は、静電気によりさらにキューティクルがはがれやすくなってしまうので、猪毛と豚毛などの獣毛やつげなど静電気が起きにくいブラシを使って丁寧に行いましょう。
また弱っている髪に熱は厳禁。
濡れた髪はキューティクルがはがれやすくなっているだけでなく、水分も蒸発しやすくなっているため、ブローをする前には必ずオイルなどを使って熱から髪を守るようにしましょう。
あまりにひどいようならカット
何度も繰り返し白髪染めなど強い薬剤を使用した髪は、キューティクルもボロボロで髪内部もスカスカになっています。
そこまで悪化している髪は、どれだけ補修やコーティングをしてもどんどん傷みが進行していくだけなので、思い切ってカットしてしまうと良いでしょう。
まとめ
白髪が増えると、白髪染めの使用によって枝毛もできやすくなるということはお分かりいただけましたか?
気になる白髪をすぐになんとかしたい!と安易に何度も使ってしまいがちな白髪染め。
しかし、健康な他の黒い髪まで傷めてしまうため、繰り返しの使用はオススメできません。
それよりも、髪を傷めない方法による白髪対策をしましょう。それが、髪の毛や頭皮への負担も軽減できると同時に枝毛予防にもつながる最善の策ですよ。
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