白髪の生え方で原因が違う!白髪の生え方と対策方法について

シャンプー前!

こめかみに白髪が目立つ人、頭頂部に白髪がワンサカ出る人、同世代の人に比べて自分は白髪はないほうだと思っている人も、実は後頭部にけっこう生えていたりすることも。

人によって白髪が生え始める場所や多く生える場所が異なるのは実はちゃんと意味があります。もしかしたら白髪が無言で示す何らかのサインかもしれません。

今回は、白髪の生え方が示すサインと対策方法についてみていきましょう。


白髪の生え方が示すもの

白髪

白髪は、なんらかの原因で髪を黒くするメラニン色素が注入されずに成長した髪です。

つまり、その部分のメラノサイトが十分に機能しておらず、メラニン色素の原料が不足していたということ。その原因を考えてみましょう。

ストレスや脳の働き

部分的にまとまって白髪が生える場合は、ストレスによって自律神経が乱れ血行が悪くなり、その部分に十分な栄養がいきわたらず、メラノサイトもしっかりと働くことができなくなったことが考えられます。

また、よく使っている脳の機能によっても右側・左側で白髪のあらわれ方が異なるといわれています。

右脳は知覚(聴覚・視覚・味覚・嗅覚・触覚の五感)や感性をつかさどり、左脳は理論や思考などをつかさどっています。

日ごろからよく使っている方の脳に栄養が行くため、その分、頭皮に栄養が回らずに白髪が増えると考えられています。

内臓の問題

次に考えられるのは、原因が内臓からのSOSである場合です。

漢方で髪と関連が深いとされているのが、腎臓・肝臓・胃の3つの臓器。これらの臓器に不調があることを示すサインとして白髪が生えると考えられています。

腎臓=側頭部右・後頭部

腎臓になんらかのトラブルがある場合、側頭部右や後頭部に白髪が生えやすくなるといわれています。

とくに後頭部は自分では見ることが難しいため、周囲の人や美容師の人に指摘されて初めて白髪に気付くという方も多いことでしょう。

そもそも腎臓は沈黙の臓器といわれるほど、その異常がわかりにくい臓器です。

腎臓結石はサイレントストーン、腎臓病は自覚症状がないままに病状が悪化していくためサイレントキラーと呼ばれることからわかるように、なかなか本人が気づかないまま問題が起こっていることも多いので、後頭部に白髪が多くなったと気付いた時には何も体調に変化や違和感を感じていなくても健康診断を受けてみたほうが良いでしょう。

肝臓=側頭部左

肝臓になんらかのトラブルが起こっている場合、側頭部とくに左側に白髪が生えやすいと言われています。

肝臓は代謝や解毒に深くかかわりのある臓器で、暴飲暴食やたばこ、アルコールなどを多く摂取している人は気を付けた方が良いでしょう。

胃=頭頂部や前頭部

胃の不調を表すのが頭頂部や前頭部に生える白髪といわれています。

胃のむかつきや消化不良、口臭などを感じている方、普段から栄養バランスが乱れた食事や油っぽく添加物などがたっぷりはいったジャンクフードを食べ食事時間が不規則など、食生活に問題がある方は要注意。

そのほか

そのほかに白髪が異常を示すものとして考えられているのが、

  • 後頭部=生殖器
  • 耳の周り=口腔内のトラブル(虫歯・歯肉炎・歯槽膿漏や歯茎のトラブル)
  • 耳の後ろ=聴覚の異常
  • こめかみやおでこ=眼精疲労

などが原因と考えられています。

分け目に生える場合

また、目立つ上に量も多くて困ることが多いのが分け目の白髪ですね。

これは紫外線や乾燥、髪や頭皮にかかるストレスが原因。

分け目はダイレクトに紫外線が当たりやすく、同じ分け目をずっと続けているとその部分だけ紫外線ダメージが蓄積されメラノサイトが破壊されやすくなります。

また乾燥などの影響を受けやすい上に、ブラッシングで分け目を整える時に圧がかかりやすいなどの問題も。


原因別:白髪対策方法

白髪の生え方

それでは次に、原因別に効果的な白髪対策方法を見ていきましょう。

ストレスや脳の働きが原因の場合

ストレスは様々なトラブルの原因となる諸悪の根源。

白髪が気になる方はもちろんのこと、どのような形でストレスの悪影響があらわれてくるかはわからないので、普段からストレスを溜めないように心がけて生活をしましょう

例えば趣味を充実させる、ストレス源から意識的に離れるようにするなどの対策が効果的。

また脳の働きが原因の場合は、多い側の頭皮マッサージをし、リラックスするように心がけるとよいでしょう。少ない側を意識的に使ってバランスをとるのもおすすめ。

内臓のSOSの場合

部分的に一定の場所に白髪が生える場合は、まずは健康診断をして異常がないかを確認するようにしましょう。

異常があればすぐに治療を開始し、そうでない場合も、異常を表すほどではないけれど臓器が負担を感じているサインであることもあるため生活習慣や食生活の見直しをするようにしてください。

分け目が原因の場合

いつも同じ分け目でいる方は、分け目を変えることで対処しましょう。

分け目を変えると違和感があるというなら、休みの日だけ分け目をずらすなどの方法でも大丈夫。

あるいは、髪の長い方ならショートカットにしてみるなどヘアスタイルを思い切って変える方法でも頭皮にかかる負担を減らすことができます。


まとめ

白髪の生え方なんて特に気にしていないという方も多いのですが、今回ご紹介したように体や心からのSOSであるケースもあるので、これからは自分の白髪がどこから生え始めてどの部分に多いかをチェックするようにしましょう。

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