女性にとって、髪の毛のちらほら見える白髪は困った存在ですね。
白髪があるだけで一気に見た目年齢はぐっと引き上げられ、生活に疲れた印象を与えてしまうため、スキンケアと同様、しっかりとお手入れしておきたいものです。
白髪にならないための予防や、白髪になってしまった後の改善方法を詳しく知りたい!という方に役立つ方法を徹底的にお教えしますね!
目次
白髪が生える原因

髪の毛は作られたときには実は透明。
しかしそこにメラノサイトという色素細胞からメラニン色素が作られて髪に入ることで、その人本来の髪色に変わっていきます。
しかし、なんらかの理由で適切に髪に色素が入らなくなることで白いまま髪が伸び、目立つ白髪となってしまうのです。
原因その1:メラノサイトの不具合
まず考えられるのは、色素を作り出すメラノサイトの不具合です。
老化・栄養不足・ストレスなどによりメラノサイトが正常に働かなくなるだけでなく、加齢によってメラノサイトそのものが減少してしまうことも見逃せません。
色素を作り出す大元のトラブルは、即、白髪の増加となるので注意が必要です。
原因その2:メラニン色素の原料不足
次に考えられるのが、メラニン色素の原料不足です。
過度なダイエット、バランスの悪い食事による栄養不足が原因です。
メラノサイトは正常なのに、原料が不足してしまえば当然髪を黒くするために必要な色素量の供給も減ってしまい、白髪が増えてしまうようになります。
白髪を増やさないためには?予防法

白髪がはえてくる原因はおわかりいただけたでしょうか?
では、次に白髪が生えにくくなる方法を具体的にご紹介します。
メラノサイトを活性化させる
まずは色素の製造工場であるメラノサイトを食事によって元気にさせていきましょう。
メラノサイトを活性化させる成分とそれらが含まれる食材には以下のものがあります。
ビタミンB12と葉酸
メラノサイトは、原料であるチロシンにチロシナーゼという酵素が働きかけてメラニン色素を作り出しています。
しかし、メラノサイトの活動力が低下した状態ではスムーズに色素を作ることが出来ません。
そこで、妊婦さんのマストビタミンとして知名度の高い葉酸と成熟した赤血球をつくるのに必要なビタミンB12の出番。
血液を増やしメラノサイトに十分な酸素と栄養を行きわたらせることで活動の低下を改善することができます。
ビタミンB12は貝類(しじみ、赤貝、あさりなど)に多く含まれ、葉酸は野菜全般に多く含まれています。
ヨード
メラノサイトを活性化する栄養素として欠かせないのがヨードです。
ヨードには細胞の成長や代謝を促進する働きがあり、活動が衰えたメラノサイトを刺激して、しっかり働くようにサポートすることができます。
海藻類(コンブ、ヒジキ、ワカメ、海苔など)、魚介類(イワシ、サバ、カツオ、ブリなど)に多く含まれています。
亜鉛
髪の毛のマスト栄養素といえば亜鉛。
亜鉛は髪の成長や細胞分裂を活性化させるだけでなく、酵素の形成や維持にも欠かせない成分です。メラノサイトそのものに働きかけ、新陳代謝を活発化させる働きもあります。
亜鉛が多く含まれるのは、魚介類(しじみ、たこ、エビ、牡蠣など)、納豆などです。
メラニン色素の原料を補給する
次に取り組みたいのが原料不足の改善。
チロシンにチロシナーゼが働きかけることで作られるメラニン色素を増やす成分と、おすすめの食べ物をご紹介します。
チロシン
チーズから発見されたチロシンは、まさにメラニン色素の主原料。
チロシンは乳製品(チーズ、ヨーグルトなど)、大豆製品(納豆、豆腐など)、バナナに多く含まれています。
銅
銅はチロシナーゼと結合し、活性化させることができる成分です。
牛レバー、魚介類(さくらえび、干しエビ、いかの塩辛)、ココアなどに多く含まれています。
普段の食生活に上記の食べ物を積極的にバランスよく取り入れることで、体の内側から徐々に白髪を生えにくくしていくことができます。
生活を改善する
栄養面での改善のほかに平行して取り入れたいのが生活の改善です。
慢性的な睡眠不足や運動不足は、血行不良や成長ホルモン不足を招く大きな要因。
もし心当たりがあるようなら、ご自分の生活をもう一度見直し、改善できる点はすぐに正していきましょう。
また、ストレスもメラノサイトを弱らせ、心身の働きを低下させる大きな要因。
ストレス発散の十分な機会を設け、蓄積させないよう気を付けてください。
白髪の改善方法

最後に、生えてしまった白髪の改善方法をご紹介します。
髪は死んだ細胞なので、黒髪にする十分な栄養を摂ったとしても既に生えている白髪が自然と黒くなることはありません。
染める
白くなった髪を手早く黒くするには染める方法が一番効果的です。
しかし、白髪を隠すために即効性のある白髪染めを常用している方も多いのですが、白髪染めの化学的な成分は髪を傷め、さらに頭皮環境を悪化させるおそれがあるので、白髪を根本的に改善したいのなら白髪染めの積極的な使用はオススメできません。
それよりも、毎日のシャンプーやコンディショナーに白髪を染めていく効果を付加したアイテムの使用をオススメします。
一回使えばすぐにまっ黒になるというわけではありませんが、使い続けることで自然に白髪が染まっていき、他の黒い髪となじんで違和感なく仕上がります。
また、髪にダメージを与える成分を使っていないため、他の健康な髪の毛まで傷めてしまうことがありません。
通常のシャンプーやコンディショナーに比べて少々高価ですが、ある程度白髪が染まれば毎日使う必要はなく数日おきの使用で十分なのでコスパもそれほど悪くありません。
カット
長い白髪をきれいにムラなく染めるのはちょっと大変。
そこで、白髪が多くて長い髪の毛ならば思い切ってある程度カットしてしまいましょう。
その方がヘアケアも簡単になりますし、弱った頭皮や髪にもプラスに働きます。
髪を短くしてイメチェン!
そして心機一転、これから生えてくる髪がもう白髪にならないよう丁寧にケアしてあげるとよいでしょう。
まとめ
白髪の原因と予防・対策方法はお分かりいただけたでしょうか。
白髪ができるメカニズムさえ理解できれば、あとはスムーズに機能するように必要な栄養の補給などのサポートをしてあげるだけで大丈夫。
またすでに生えた白髪は残念ながらその部分が自然に黒くなることはなく、染めるかカットするかの2択となります。
艶やかな黒髪は自信の源。
白髪が気になり始めたら、ぜひ今回ご紹介した上記の方法を取り入れて美髪づくりにお役立てください。
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