欧米人に多い金髪に比べて、日本人の黒髪は白髪が生えてくると非常に目立つものです。
白髪があるだけで見た目年齢を一気に引き上げてしまうため、可能な限り早く見えなくしたいと思うのは当然ですよね。
白髪を染める方法として、手軽に自宅で白髪染めができると人気の市販の白髪染めや、費用は高額になるけれども仕上がりが美しいサロンでの白髪染めがあります。
しかし、これらの白髪染めの薬剤の成分に対しアレルギー反応が起きてしまうことがあります。
そうなると二度とアレルギーの元となった成分が入っている白髪染めを使うことはできなくなり、ノンジアミンの白髪染めを使わなければなりません。
ノンジアミンの白髪染めといえば、代表的なのがヘナです。なかでも最近話題となっている「クイーンズヘナ」について今回はご紹介していきましょう。
目次
ヘナってなに?

まず知っておきたいのが、ヘナとは何か?ということです。頭皮や髪に優しい白髪染め方法としてご存知の方も多いヘナについてご説明します。
熱帯地域の植物「ヘナ」
日本ではなじみの薄いミソハギ科のヘナは、インドや西アジアなどの標高の高い地域で育つ植物です。
昔からボディアートなどにも使われてきたヘナには、赤色やオレンジ色っぽい色になるローソニア・アルバ(赤色酸性酵素)とタンニン酸という成分が含まれています。
これらが髪のケラチン(たんぱく質)に結合することで髪色を赤色っぽく染めることができます。
ヘナには染色作用だけでなく抗菌作用もあるため、古代インドやアラブでは皮膚病の治療薬やけどの治療薬としても使用されていました。
髪や頭皮に優しいヘナ
このように天然の染料であるヘナは、白髪を染める際にキューティクルを無理やりはがしたり、アレルギーを引きおこすおそれのあるジアミン系染料や過酸化水素水を使わないため、髪や頭皮にとても優しい点が大きなメリットです。
また、ヘナの持つ抗菌作用によって頭皮の状態を整える働きもあります。
そのため、市販の白髪染めやサロンでの白髪染めでジアミンアレルギー(かゆみ、かぶれ、しっしん、爛れ、顔や目が腫れる、めまい、動機、倦怠感、呼吸困難など)が出てしまった方でも、ヘナなら安心して使うことができます。
また、アレルギーは出ていなくても体に害を与える成分を使った白髪染めは使いたくないという方も、白髪染めはヘナと決めている方も多いようです。
ヘナを髪に使うと?
そのヘナを白髪染めとして使うと、髪色はオレンジや赤っぽい色になります。
ただこの色では目立ってしまうのでインディゴ(藍)をブレンドして黒や茶色に近い色に仕上がるようにしている製品が多いようです。
ヘナは大丈夫でも、インディゴにアレルギーが出ることもあるので、使用前にはパッチテストを行いましょう。
ヘナと書かれていても安価で粗悪なヘナの白髪染め製品のなかには合成染料などをブレンドして配合しているものもあります。
せっかく髪や頭皮に優しいからとヘナを使った白髪染めを行っても、それでは全く意味がありません。ヘナを選ぶ際には配合成分をしっかりチェックしてから購入しましょう。
クイーンズヘナとは?

では次に本題の「クイーンズヘナ」についてみていきましょう。
有機肥料で作られたクイーンズヘナ
クイーンズヘナは、インドのラジャスターン州とグジャラート州で有機肥料によって育成されたヘナの葉を100%使って作られたものです。
ヘナといっても化学染料などを配合した悪質なものもある中で、品質にこだわったものだけを使いたいという方たちから高い支持を集めています。
カラーが豊富
カラーも、ヘンナの葉を使った【レッド、イエロー】、カシアアウリクラタ葉を使った【ナチュラル】、ナンバンアイ葉・ヘンナ葉 【ニューブラウン】とバラエティ豊か。
もともとの髪の色に合わせて違和感なく染めたいという方にとても人気です。
クイーンズヘナは、どのカラーも1袋100gで定価2,500円(税抜)です。すこしお高めと感じるかもしれませんが、それだけのクオリティと安全性があることを考えればご納得いただけることでしょう。
使った方の口コミ
実際にクイーンズヘナを使った方の口コミをチェックしてみると、
- 自然な色に染まって、白髪が目立たなくなった
- 髪の毛のごわごわがなくなり、なめらかな触り心地になった
- 髪のうねりがなくなり、パサつきも抑えられるようになった
- 頭皮のべたつきがなくなって頭皮の嫌なニオイもしなくなった
- 髪の毛にコシが出るようになった
- 髪の毛がまとまるようになった
など白髪が染まるだけでなく、髪質や頭皮が変わってきれいな髪になったと実感している方も多いようです。
その反面、
- 首回りなどにかゆみがでた
- なかなか染まりにくかった
という口コミもあり、いくら100%ヘナのクイーンズヘナといっても万人に安全というわけではないこと、ほかのヘナ製品と同様に、白髪染めのようにすぐには染まらないことは理解しておくようにしましょう。
まとめ
市販の白髪染めやサロンでの白髪染めでアレルギー反応が出たら、ヘナの出番。ただヘナ製品の中には劣悪な品質の粗悪品もあるので製品選びは気を付けて!
カラーの種類も多くてきれいに染まるだけでなく、髪質や頭皮環境の改善にもなると口コミも多いクイーンズヘナなら、白髪を染めると同時に美しい髪を手に入れることができることでしょう。
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