苦労で白髪が増えるって本当?白髪と苦労、その関係とは

白髪と苦労、その関係

年を取れば白髪が生えてくるのは自然の摂理ですが、それほどの年でもないのにまっ黒だった方の髪が急に白くなると「この人、苦労しているのかな?」と、心配に感じてしまうことも多いですね。

このように昔から「苦労で白髪が増える」と言われていますが、それは本当なのでしょうか?

今回は、白髪と苦労の関係についてみていきましょう。


「苦労で白髪は増える」はほんと?

「苦労で白髪は増える」はほんと?

昔から言われる「苦労が白髪を増やす」というのは事実なのでしょうか?

医学的根拠は無い

結論から言うと、苦労していることと白髪との直接の因果関係はありません

白髪は、黒い髪色にするメラニン色素が髪の形成段階で内部に注入されなかったまま成長した髪の毛であり、色がないだけで健康な髪の毛であることも多いのです。

一方、「苦労」というのは、あくまでも本人の受け止め方次第のもの。

他の人から見れば大変そうに見えても本人はあまり苦にしていなかったり、逆に回りの人は大したことがないと思っていることを本人は非常に心に病んでいることもあるなど、「苦労」は一概には言えない曖昧なものです。

ただ、「苦労」=「ストレス」あるいは「時間が不規則になる状態」「心に余裕がない状態」と考えると、強ち無関係とは言えなくなります。

では次に個々に白髪との関係を見ていきましょう。


「苦労」=「ストレス」

「苦労」=「ストレス」

ストレスは万病のもとと言われていることは、多くの方がご存知であることでしょう。

ストレスを感じる環境に長くいつづけると、人は苛々や不安感、焦りなどのネガティブな感情を持ち続け、交感神経が高ぶって興奮状態になります

すると、筋肉は緊張し、血行が悪くなり、内臓器官の働きも低下。

食欲不振や暴飲暴食、腸の動きも乱れて便秘や下痢になりやすくなり栄養を十分に吸収できなくなります

また精神的にもリラックスできないため、睡眠時間も短く浅くなり、自律神経やホルモンバランスが乱れ、さらに心身が追い詰められていきます。

これは体や心にとって多大な悪影響を及ぼすだけでなく、髪にとっても非常にマイナスとなる状況です。

十分な栄養が補給できない状態になると、生命活動維持で優先順位の低い髪に送られる栄養はまず真っ先にカットされます。

血行不良も同時に起こっているので、健康的な黒髪を作るために必要な酸素も栄養も頭皮には行き届かなくなります

すると、ストレスに弱いメラノサイト(メラニン色素を作る色素形成細胞)の活動も衰え、メラニン色素の原料も不足し、白髪ができやすくなってしまうのです

「苦労をしている」と感じているとき、人は多大なストレスを感じています。その結果、体や心に大きな悪影響が及び、白髪ができやすくなってしまうのです。


「苦労」=「時間が不規則になる」状態

「苦労」=「時間が不規則になる」状態

苦労をしているときは、人は問題解決のために、時間や疲れを忘れて奔走するものです。

その結果、睡眠時間が削られ、食事時間が乱れたり、食事を抜いたりするなど、規則的な生活を送ることが難しくなります。

睡眠時間が削られると補修や成長を促す成長ホルモンの分泌が抑制されてしまい、健康的な黒髪が作られにくくなります。

また、ゆっくり休むことができないので疲れはどんどん溜まり、内臓の働きも低下してしまいます。

そして、時間のなさから手軽に食べられるファストフードや弁当、レトルトなど添加物等が多く入った栄養バランスの悪い食事をよく食べるようになり、栄養状態も悪化。

このように、規則正しい生活を送ることができない状態が続くと白髪や抜け毛が一気に増えてしまうのです。

「苦労」=「心に余裕がなくなる」状態

「苦労」=「心に余裕がなくなる」状態

昔から「衣食足りて礼節を知る」といいます。

人は、目の前に大きな問題がなく、生活や心に余裕やゆとりできて初めて、礼儀や節度を正しく理解し実践できるようになるという意味の諺です。

髪の毛も身だしなみ(礼節)の一つと考えると、まさに苦労と白髪の関係に当てはまります。

苦労をしているときは誰もが必死。目の前にある問題を片づけるために、わき目もふらずにわが身の姿も省みずに一心不乱に取り組んでいる状態です。

そんな時に、自分の白髪の本数やファッションのコーディネートのことなど、自分の身だしなみについて考える心の余裕は生まれないですよね。

その後、とりあえず問題が解決した時など余裕が生まれた時に、ふと立ち止まって鏡を見て「あれ?白髪が増えてる!」と初めて気づくのです。

つまり、苦労によって髪に白髪が増えたのではなく、白髪はいつも通り生えてきていたけれど、そのお手入れや対策を取る時間的・精神的余裕がなかったために一気に白髪が増えたように錯覚してしまうのです。

苦労による白髪対策は?

白髪対策

次に、苦労(ストレス・時間や心の余裕の無さ)を原因とした白髪の対策方法をご紹介します。

ストレス発散をする

苦労をしていると感じているときは、目の前の問題にかかりっきりとなり、視野が狭くなり精神的な余裕がなくなります。

また、気分転換をしようにも「こんな暇があるなら問題解決に取り組みたい!」と焦り、楽しめないことも多いものです。

しかし、そんな時だからこそ気分転換をしてストレス発散をすることが重要です。

一度、問題から離れてみて全体を俯瞰して見ることで、新たな解決策や方向性が見つかることも多く、物事が好転するきっかけになることも少なくありません

苦労があっても、それ以外に時間を使うことは決して悪いことではないのです。

ストレス発散の方法は人によってさまざまですが、とにかく現状の苦労を一瞬で良いので忘れられるような気分転換方法を見つけるようにしましょう。

こまめに鏡を見る

時間や心に余裕がないときは、自分を鏡で見る気にもならないことでしょう。

しかし、どんな状態であっても自分を鏡で見て客観視することは、精神を落ち着かせる意味でも大事なことです。

逆に、そんなときだからこそ、敢えて鏡を見て冷静さを取り戻すようにしましょう。

白髪は染めておく

すでに生えてしまった白髪は気になりだすとさらにそれがストレスとなってしまうので、染めておくようにしましょう。

ただストレスを感じているときはお肌も敏感になっていることも多いので、刺激の強い白髪染めを使うことはお勧めできません。

それよりも毎日のシャンプー・トリートメントで自然に染めていけるアイテムの使用をおすすめします。

これらは低刺激で頭皮を傷めず、髪の補修効果もある上に自然に染めていくので安心です。

まとめ

苦労と白髪は1セットで考えられてきましたが、実際は直接的な因果関係は医学的・科学的にも証明されていません。

いわゆるガセネタ・デマです。

しかし、苦労をしていると感じている状態にいるときの人間の精神面や生活状況を見ると、白髪に何らかの影響を与えている可能性は否定できません。

苦労していると感じているときほど、自分の身だしなみや生活を見直すことで白髪を防いでいきましょう。

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