白髪が気になりだすと、すぐに白髪染め等を使って白髪を隠すことを考えてしまうものですが、白髪を生かして楽しむ方法もあるのをご存知でしょうか?
それが、ウィービングです。
白髪のある髪も髪色の一つとして楽しめるウィービングについて今回はご紹介していきますね。
目次
ウィービングってなに?
あまりまだ耳慣れない方も多いウィービング。いったいどんなものでしょうか?
weave=編む・縫う
ウィービングは「編む」「縫う」という意味のweaveからつけられたカラーリングの一つの手法です。
カラーリングは髪全体を一色で染めますが、ウィービングは部分的に色を使い分けて髪を染めていく方法です。
▼参考サイト:http://www.hairmake-happiness.com/special/weaving/

ウィービングのやり方
ウィービングは髪の毛束(チップ)を少量ずつ規則的に取り出し、アルミホイルに乗せ薬剤を塗り、すじ状にカラーリングを行っていきます。
ウィービングのピッチ(間隔)は 一般的に1cm。チップの幅は3mm、5mmなどがあり、その幅によって仕上がりや雰囲気が変わります。
全体にウィービングを行う場合は多くても3割程度、フェイスラインや前髪など部分的に入れることも可能です。
ウィービングのメリット

では、なぜウィービングがオススメなのか、そのメリットを挙げていきましょう。
ボリュームアップ
段階的に色を付けていくため、ウィービングをすることで髪の毛にグラデーション効果を与え、立体感やツヤ感を出すことができるのが大きなメリットです。
加齢とともに女性は白髪やびまん性脱毛症など髪の毛に関する悩みや不安が増えるものですが、髪色の視覚効果によって現在ある髪の毛だけでボリュームアップして見せることができます。
頭皮や髪に優しい
また、ウィービングは薬剤を髪の毛全体につけるわけではなく部分的に髪部分にアルミホイルを使ってつけていく手法です。
そのため、カラーリングや白髪染めに比べ、髪の毛や頭皮に与えるダメージが抑えられる点もウィービングの見逃せないメリット!
プリン状態にならない
全体的に同じ色に変えるカラーリングの場合は、根本から自毛が生えてくるとその部分だけ色が異なる「プリン」状態になってしまいます。
しかし、ウィービングなら、元の髪の毛の色はそのままで部分的にハイライトやローライトを入れるだけなので、色の段差が目立ちません。
つまり、新しい毛が生えてきても根本部分の自毛の色が悪目立ちするということがないのです。
白髪が目立たなくなる
また、ハイライトを明るめの色にすれば、グラデーション効果によって白髪をあまり目立たせることなく自然になじませることができます。
白髪が多い方に非常にうれしいカラーリング方法といえます。
パーマと両立できる
パーマやカラーリング、白髪染めは一度髪の毛のキューティクルを無理やり開き、そこに薬剤をしみこませるメカニズムとなっています。
そのため、髪の毛が傷んでしまうという大きなデメリットがあります。
しかしウィービングなら部分的に色を付けるだけなので、パーマをした髪の毛も傷みをそれほど気にすることなく行うことができ、ヘアスタイルを思いのままに楽しむことができます。
ウィービングのデメリット

良いことばかりに見えるウィービングですが、やはりデメリットもあります。
施術できる美容室が少ない
少量の毛束を取りその部分だけカラーを入れていくなど、細かく手間のかかる作業のため、ウィービングを実施している美容室は、まだそれほど多くありません。
そのため、ウィービングをしたいと思っても、いつも通っている美容室で実施していなければ新しい美容室を開拓しなければならないなど、手間や面倒がかかることもあります。
料金が高い
少量の毛束を取り出して色を付けていくという手間と高い技術が必要な手法のため、必然的に施術料金が高くなります。
美容室によって異なりますが、料金は全体で5000円~10000円程度、ハーフで4000円~8000円程度が相場。
しかし、髪に色を付ける際に使うアルミホイルの枚数や、髪の毛の長さなどで料金を設定している美容室など様々なので、事前に確認をしておくと良いでしょう。
時間がかかる
全体的に一気に染めてしまうカラーリングに比べ、ブロッキングしてから、必要な部分にウィービングを施すなど細かい作業が必要となるので、時間も長くかかってしまう点もデメリットの一つ。
通常のカラーリングより1時間程長くかかってしまいます。
ですのでウィービングを受ける際は、事前に美容室に料金と時間について確認しておくようにしましょう。
ウィービング後のケア?

お手軽に雰囲気を変えられ、白髪も目立たなくなる便利なウィービング。
多くて髪の3割程度の量で済みますが、やはり、ウィービングをした部分の髪は通常のカラーリングと同じように傷んでしまいます。
髪の毛が傷むと切れ毛や枝毛が出来るなど髪のトラブルも起こりやすくなるので、ウィービングをした後は念入りにトリートメントを行い、髪の補修を集中的に行うようにしましょう。
アウトバストリートメントやヘアオイルなどを使って丁寧にヘアケアをすると効果的です。
まとめ
カラーリングに比べ、より立体感やツヤ感を出し、白髪を目立たせることなくボリュームアップして魅せることができるウィービングは、髪の毛や頭皮を傷める心配も少ないため、白髪や薄毛が気になる女性の救世主となってくれることでしょう。
「白髪がある、隠さなくては!」とネガティブに考えず、これからはウィービングによって白髪を生かしたヘアスタイルでお洒落をめいっぱい楽しみましょう!
コメントを残す