気になる白髪をなんとか目立たないようにしたい!とお考えの方がよく利用するのが、自宅で簡単にできる白髪染め等を使ったセルフカラーですね。
美容室で行うサロンカラーに比べて利用者も増えているセルフカラーですが、そのメリットとデメリット、そして注意点を理解して行うことが大事です。
今回は、自宅で行う白髪のセルフカラーのポイントをご紹介します。
目次
セルフカラーのメリット・デメリット

まず自宅で行うセルフカラーの長所・短所をみていきましょう。
セルフカラーのメリット
- 手軽にできる
- 経済的
- 好きな時にできる
- サロンに行かなくてよい(自宅でできる)
市販品の種類も多く、自分の使いやすいタイプのもので気軽に利用できるのが最大のポイントでしょう。
また商品にもよりますが1000円前後と価格もお手頃。
そして、仕事や家事・育児・介護などで忙しく、サロンが開いている時間に利用することが出来ないという方も、ちょっとした時間を見つけて自宅で済ませることができる点も大きなメリットです。
セルフカラーのデメリット
簡単・手軽・気軽なセルフカラーですが、
- 色ムラが出来やすいなど仕上がりが悪い
- 髪の毛や頭皮を傷めるおそれがある
- 下準備が必要
というデメリットがあります。
通常のセルフカラーの商品は自分ひとりで行うことを想定して作られているため、目や手の届きにくい後頭部などがしっかり染まらなかったり、自分の肌に合わない強い薬剤を使うことで髪の毛や頭皮にトラブルが起こるリスクも高くなります。
セルフカラーの注意点

ご自宅でセルフカラーを行う場合、必ず注意したいポイントがいくつかあるのでご紹介します。
パッチテストを行う
セルフカラーで使われている薬剤は強力なものが多いため、必ず使用前にお肌でパッチテストを行いましょう。
以前使って問題がなかった製品でも、その時の健康状態や肌の調子、生理前など体調によってはアレルギー反応が出る可能性もあるので、「使い慣れた製品だから」とパッチテストを行わずに使用するのは危険です。
室温をチェック
あまり気にしない方も多いのですが、セルフカラーをする際には染める場所の室温にも気を付けるようにしましょう。
気温が高いと、薬剤の反応が早くなり染まりも早くなります。
逆に寒すぎると反応が遅くなり、染まりも遅くなるなど色ムラが出やすくなってしまいます。
できれば室温は20度~25度になる場所で行いましょう。
下準備を念入りに行う
使われる薬剤は強力なものが多く、洋服などの布類や壁などにつくと色がついてしまいます。
また、髪の毛に塗布する際に、薬剤が肌についてしまうとアレルギー反応を起こすおそれもあります。
セルフカラーをする際は、前開きの汚れても良い服を着用し、顔のまわりなどは油性のクリームなどを塗って保護することを忘れないようにしましょう。
耳は特にしっかりとクリームで守っておくようにしてください。
付属で手袋が付いている製品も多いのですが、大きくてがばがばしているものなので手首部分に輪ゴムなどを使ってずれないようにしておくと安心。
手の小さい方は100円均一等でフィット感のあるビニール製の手袋を用意しておくと良いでしょう。
また、薬剤を洗い流しに行く際もスムーズに行き来できるよう、経路を確保し洗い流す場所の床には新聞紙を敷いておく等、下準備と環境を整えておきましょう。
浴室で行わない
薬剤を脱衣場で塗布したあと放置時間を入浴しながら過ごせば、そのまま洗い流せるし一石二鳥と思われるかもしれませんが、この行為はとても危険です。
高温多湿の浴室では薬剤が反応しやすくなり色ムラになりやすくなるだけでなく、汗や水蒸気で薬剤が肌や目に入るなどの危険があります。
放置時間中に入浴しないようにしましょう。
また浴室という密室で行うと薬剤の反応により発生するニオイで気分が悪くなることも。
浴室でセルフカラーは行わないようにしましょう。
時間を守る
よりしっかり色を染めたいからと製品の説明書に書いてある規定の時間以上に放置する方もいらっしゃいますが、これはとても危険です。
反応が進み過ぎて仕上がりが悪くなったり、髪や頭皮のダメージがより深刻になるおそれがあります。
規定の時間を事前に確認し、必ず守るようにしてください。
出来れば協力してもらう
「一人で簡単にできる!」と書かれているものも多いセルフカラー製品ですが、やはり後頭部などにムラなく塗るのは大変。
また、薬剤が髪の根元に多くついてしまい、頭皮トラブルを起こしやすくなるなどのリスクも高くなるため、家族など誰かに協力してもらうことをおすすめします。
しっかり洗い流し乾かす
規定の時間を置いたら、念入りに薬剤を洗い流すようにしましょう。
一度目は髪の毛についた薬剤を洗い流し、二度目で頭皮についた薬剤をマッサージするように丁寧に洗います。
そして最後は全体的に洗い、しっかりとすすぎましょう。
その後にトリートメントを使い、髪のダメージを軽減。
タオルドライも優しく行い、ヘアオイルで髪の表面の保護をしてからドライヤーで乾かしてください。
まとめ
いつでもお好きな時に自宅で安くできるセルフカラー。
しかし、使用方法によっては色むらなどの仕上がりの悪さだけでなく、髪や肌トラブルを起こすリスクと常に背中合わせであることを忘れないようにしましょう。
しかし、事前の準備さえしっかりしておけば大丈夫。
今回ご紹介した注意点に気を付け、安全にセルフカラーをご利用ください。
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