縮毛矯正と白髪染めは同時にやったら髪の毛は傷みやすいのか?

縮毛矯正と白髪染めは同時にやったら髪の毛は傷みやすいのか?

人によって髪質はさまざま。なにもしなくてもきれいなストレートになる方もいれば、放っておけばうねうね・くねくねと、くせが出てどうしようもないという方もいらっしゃいます。

酷いくせ毛の場合は縮毛矯正をすれば誰でも理想的なストレートヘアになることができますが、時間が経てばまた根本部分がうねりだすため、定期的に縮毛矯正しなければなりません。

その際に困るのが、白髪のケア。同時にやってもいいの?それともどちらを優先すればいいの?と困ってしまう方も多いことでしょう。

そこで今回は、縮毛矯正と白髪染めについてみていきましょう。


縮毛矯正とは?

縮毛矯正とは?

まずはくせ毛の悩みを抱える女性の救世主となる縮毛矯正についてご説明します。

縮毛矯正の原理

実際に触ってみるとわかると思いますが、くせ毛の髪の毛の表面は凸凹・うねっています。これがクセの原因。

縮毛矯正は、クセ毛の内部の不均一なシスチン結合を一度薬剤を使って切断し、まっすぐな状態で再結合させ、高熱のアイロン(ドライヤー)によって固定・再結合、別の薬剤で髪の毛の表面をコーティングしてストレートにするもの。

つまり、乱れた状態をリセットして整えて固定するのが縮毛矯正です。

縮毛矯正のメリット・デメリット

縮毛矯正をした部分の髪の毛は半永久的にまっすぐになります。見た目が美しくなるだけでなく、お手入れも簡単になるなどのメリットがあります。

ただ、強力な薬剤とともに高温で処理するので、髪や頭皮にかかる負担は甚大

使用した薬剤によって薄毛や抜け毛、切れ毛など頭皮や髪にダメージを与えるだけでなく、生えてくる髪の毛のクセが強くなることもあります。

また、根本部分の新しく生えてくる部分は当然くせ毛のままなのでうねりが出てくるため、美しいストレートをキープするために数か月おきに繰り返し縮毛矯正を行わなければならなくなります。

また1回あたりの費用も高額となる点、時間もかかってしまう点も見逃せません。


縮毛矯正と白髪染めは両立できない?

白髪

髪の毛のくせをなんとかしたい、でも白髪も目立ってきた・・・そんな時にはどうすればよいのでしょうか。

お互いの良さを相殺

縮毛矯正は前述したように髪の毛の内部・構成に働きかけてクセを矯正するものです。

一方、白髪染めは染料をキューティクルをこじ開けた髪の内部に浸透させ発色させるという仕組みとなっています。

くせ毛も白髪もなんとかしたい!できれば手間や時間も考えて同時にできれば・・・と思う方も多いのですが、それでは双方の効果を損なうことになるので、できれば間隔をあけて別の機会に行うのがベスト。

なぜなら、縮毛矯正の前に白髪染めをしてしまうと縮毛矯正の薬剤によってせっかく入れた色が変色・退色してしまいますし、白髪染めの前に縮毛矯正をするとまっすぐな状態がとれてしまい持ちも悪くなる上に、色もきれいに出なくなるおそれがあるからです。

負担増大・ダメージ悪化

また、縮毛矯正も白髪染めも強力な薬剤を使うため髪そのものに多大なダメージを与えますし、頭皮にも大きな負担がかかります。

そのため、同時、もしくは短期間のうちに縮毛矯正と白髪染めを行うことは切れ毛や枝毛を増やしてしまうだけでなく、抜け毛が増え薄毛になりやすくなり、細く弱弱しい髪の毛や白髪が生えやすくなってしまうことに。

くせ毛も白髪も何とかしたいと思っても、髪や頭皮のことを考えると、縮毛矯正と白髪染めは同時に行うのは極力避けたほうが望ましく、順番もよく考えて行った方が良いことがわかりますね。


順番は?

ではくせ毛と白髪対策として、どのように縮毛矯正と白髪染めを行うのが理想的でしょうか?

縮毛矯正→白髪染め

前述したとおり、縮毛矯正の薬剤によって白髪染めの効果が弱まってしまうため、順番としては縮毛矯正をした後に白髪染めを行う方法がもっともおすすめです。

そうすればストレートになった髪を損なうことなく、比較的きれいに白髪染めをすることができます。

また、縮毛矯正後の白髪染めは1週間~2週間程度あけるようにしましょう。

リタッチ

それほど白髪が多くなく、髪の毛の根元部分の白髪だけを染めたい場合は、縮毛矯正後に髪の毛全体の白髪染めをするのではなく、根本部分だけのリタッチで済ませる方法もおすすめです。

その後のケアが大事

くせ毛をまっすぐにするために縮毛矯正をかけた後、2週間後に白髪染めをしてイメージ通りの仕上がりになったら、それらの効果を長持ちさせるためにも毎日のお手入れを欠かさず行うようにしましょう。

毎日のお手入れで重要なのは、トリートメント髪を乾かすという2点です。

まず、強力な薬剤や熱処理で相当なダメージを受けている髪の補修のために、自分の髪に合ったトリートメントをしっかりつけましょう。

シャンプー後に使うインバストリートメントだけでなく、アウトバストリートメントも併せて利用するとさらに良し。

また髪が濡れた状態ではキューティクルが開いたままになっているため、摩擦等によるダメージをさらに受けやすくなっています。

せっかく入った染料も抜け出しやすくなっています。髪の保護や退色防止のため、洗髪後にタオルドライしたら、すぐにドライヤーを使って髪を乾かすようにしましょう。

熱に強い性質を持つ椿油やホホバオイルなどのヘアオイルをつけておくとさらにきれいにしあがります。

まとめ

くせ毛もいや!白髪もいや!だからまとめてやってしまいたい!と思っても、髪や頭皮のことを考えたら適切な順番で間隔をあけて行うのが最も賢明な方法です。

ぜひ二つの問題にお悩みの方は参考にしてくださいね。

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