最近では、髪や頭皮・体にダメージを与えるおそれのある白髪染めではなく、危険な成分を配合していない白髪染めトリートメントをメインとして利用している方が増えていますね。
その名の通り、トリートメントとして使いながら白髪を徐々に染めていくことができる白髪染めトリートメントは、美髪と白髪ケアを同時にできるだけでなく、髪や頭皮・体にも安全、そして手軽で便利と一石二鳥以上の役割を担うスグレモノです。
そんな魅力的な白髪染めトリートメントの染髪力を高める方法として、おすすめの方法といえば「乾いた髪に使うこと」
今回は、白髪染めトリートメントを乾いた髪に使う方法と注意した方がいい点についてご説明します。
目次
白髪染めトリートメントはシャンプー後?シャンプー前?

”トリートメント”というのは、シャンプー後に使うのが常識。しかし、染髪効果を付加した白髪染めトリートメントの場合はそうではありません。
白髪染めトリートメントをシャンプー後に使う場合
- 先に白髪染めをしていて退色を防ぎたい場合
- 新しく生えてくる根元の白髪を目立たなくしたい場合
- 急いで白髪を染めなくても良い場合
などは、シャンプー後の使用方法で十分。
トリートメントのようにシャンプー後に軽くタオルドライした後、白髪染めトリートメントを髪の毛になじませ規定時間放置したあと洗い流してください。
緊急時は乾いた髪に
しかし、
- すぐに白髪を目立たなくしたい場合
- 退色が目立つ場合
- 髪のダメージが酷い場合
など緊急時には、シャンプー後の濡れた髪に使用するよりも、乾いた髪に使う方がしっかりと色が入ります。
というのも、髪の毛が濡れた状態では、
- 水分に阻まれて髪の表面や髪の内部に色素が入りづらくなる
- 髪のツヤを出すためにシリコン入りのシャンプーを使っていると、シリコンがカバーとなって色素が付着しにくくなる
- 付着した色素が流出しやすくなる
ためです。
白髪染めトリートメントは髪の毛や頭皮にダメージを与えない染料を使って、髪の毛の表面や内部に色を付着させるヘアマニキュアの一種。
そのため、しっかりと色付けしたい場合は、濡れた髪に使うよりも乾いた髪に使った方がしっかりと色が定着するのです。
乾いた髪に使う時の注意点

では次に、集中ケアとして乾いた髪に白髪染めトリートメントを使う際に気をつけたいポイントについてみていきましょう。
清潔な髪に使う
乾燥してパサつく髪をまとめるためにヘアオイルやヘアムースなどの整髪料をつけた髪や、良い香りをさせるためにヘアコロンをつけた髪、汗や皮脂が付いた髪、シリコン入りのシャンプーで毎回染髪している髪では、乾いた髪であってもきれいに白髪染めトリートメントで染めることはできません。
整髪料や汚れ、シリコンが髪の毛の表面を覆ってしまっているため、いくら分子の小さいHC染料やイオンで付着する塩基性染料であっても、髪の毛にしっかりと色付けすることができないからです。
乾いた髪に使う場合は、髪が清潔な状態で使うようにしましょう。
丁寧にブラッシング
白髪染めトリートメントを使う前には、丁寧にブラッシングをするようにしましょう。
ブラッシングをすることで、髪の毛表面についた汚れや余分な皮脂を取り除くことができるだけでなく、髪の毛の絡まりをほどき、髪の摩擦やストレスを軽減することができます。
また、白髪染めトリートメントをムラなくつけることができるようになります。
静電気の起きにくい獣毛ブラシ(イノシシ、豚など)や木製(ウッドピン)ブラシがおすすめです。
生え際・もみあげなどは櫛等を使って
トリートメントタイプは、生え際やもみあげなどの細かい部分の白髪が染まりにくいというデメリットがあります。
そこで、櫛や歯ブラシに白髪染めトリートメントを使って上にのせるようにつけると、そまりにくい部分もしっかり染まります。
パック&温める
しっかりと髪の毛に色が入るよう、白髪染めトリートメントを付けた後にはヘアキャップやラップを巻いてパックし、その上からホットタオルやドライヤーで温めるようにしましょう。
放置時間は長めに設定するのがオススメ。待っている時間にお掃除や読書などゆったりと過ごしましょう。
湯シャン&ノンシリコンシャンプー
時間を置いたら、まずは色が出なくなるまでシャンプーを使わずお湯で流す湯シャンをします。
次に、ノンシリコンシャンプーを使って染髪した後、通常のトリートメントをします。
タオルドライ&ドライヤー
タオルドライする際は、ゴシゴシと髪を拭くのではなく、タオルで挟んで水分を吸収させるように行うのがコツ。
ある程度乾いたら、熱に強い椿オイルやホホバオイルなどのヘアオイルを使って軽くなじませた後に、手早くドライヤーをかけて乾かします。
乾かすことで色が定着し、洋服や枕への色移りを防ぐことができるので絶対にドライヤーを使って素早く乾かすようにしましょう。
自然乾燥は厳禁です。
パーマ後は避ける
パーマや縮毛矯正などを行った後も色が定着しにくくなるので、集中的に白髪染めトリートメントを乾いた髪に使う場合は、1~2週間ほど間隔をおいてからにしましょう。
まとめ
手軽で簡単、そして安全安心の白髪染めトリートメントの染色効果を高めるには、乾いた髪に使うことが一番です。
ポイントを押さえて使用すれば、染色効果が穏やかといわれている白髪染めトリートメントでも十分に色が定着し、長持ちするのでぜひお試しください。
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