白髪染をする時に注意してほしい「ジアミン系薬剤」について

白髪染めの成分

「手軽に使える」「すぐ染まる」「仕上がりガキレイ」とCMでもよく目にする市販の白髪染めの中には、アレルギーを引き起こす危険な成分が入っていることをご存知の方は意外と多くはありません。

実際に使ってみたあとにかゆみやかぶれなどのアレルギー反応が起こってはじめて「白髪染めを使ってアレルギーが!」と気づくことも多く、また症状が時間差であらわれるケースもあることから白髪染めを原因としたアレルギーと気づかないことも少なくないのです。

その原因となるのが、「ジアミン系薬剤」という成分によって引き起こされるジアミンアレルギー

今回は白髪染めをする時には注意しなければならない「ジアミン系薬剤」ついてご説明します。


白髪染めはどうやって白髪を染めるの?

白髪染め

まず白髪染めのメカニズムとどこにアレルギーを引き起こすジアミン系薬剤が使われているかを見ていきましょう。

白髪染めのメカニズム

髪の毛は表面をキューティクルが覆っています。

キューティクルの役目は、摩擦や乾燥、紫外線などの外側からのダメージから髪を守ることと、髪内部の水分や成分が外に流出するのを防ぐという2つ。内外から髪を守り、髪の毛を健康に保つために重要な働きを担っています。

しかし、色素不足で生えてきた髪=白髪を染める際には、このガードがちょっと邪魔。しっかりと色を付けるためにキューティクルで守られている髪の表面を無理やり開き、染料を髪内部まで浸透させなければなりません。

そこで白髪染めは第一剤のアルカリ剤で髪のキューティクルを強引に開いて染料を入れやすくし、髪内部に髪に色を付ける染料を浸透させます。次に第二剤の過酸化水素水を合わせて化学反応を起こし脱色・発色させるのです。

この際に使われる染料のPPDA(パラフェニレンジアミン)PTDA(パラトルエンジアミン)などのジアミン系染料が問題です。

ジアミン系染料が危険なわけ

ジアミン系染料は、ほとんどの市販の白髪染めに配合されています。

このジアミン系染料には強い染毛力があり、しっかりと白髪を染めるのには向いているのですが、その成分は頭皮から体内に吸収されても肝臓で分解することができないためにどんどん蓄積されていきます。

人によってその許容量は異なるので、すぐにジアミン系薬剤に反応してしまう人もいれば、何度繰り返し使ってもなんのアレルギー反応も出ない人もいます。

あるいは、数回は平気だったのに、ある時突然激しいアレルギー反応が出てしまう人だっているのです。

つまり、誰にも「いつアレルギー反応が起こるかがわからない」のが怖いのです。

時間差もある

またアレルギー症状が時間差であらわれることもあるので注意です。

ジアミンアレルギーが、使用後48時間くらいをピークに症状が現れる遅延型だった場合です。

ある日突然、頭皮や顔にかゆみや腫れが起こったら、だれでもまず真っ先に食べ物やシャンプー、スキンケアなどが合わなかったのかな?と疑うことでしょう。

その原因が一昨日の白髪染めと考え付く人は少ないはずです。

そうしてジアミンアレルギーだと気づかずに白髪染めを使い続けることで、さらにアレルギー症状を悪化させてしまう方も多いのです。


ジアミンアレルギーの症状

ジアミンアレルギーの症状

ではどんなアレルギー症状が出るのでしょうか?

こんなアレルギー症状が出たら要注意

  • 頭皮がピリピリする
  • 頭皮がかゆくなる
  • 頭皮が腫れる
  • 頭皮にブツブツができる
  • 髪の生え際や額に湿疹ができる
  • 頭皮や顔、耳、首すじなどが赤くなる
  • まぶたや顔が腫れる
  • 全身性のじんましん
  • 意識障害
  • 呼吸困難

などの症状があらわれます。

白髪染めを使った後に違和感を感じたら、どんなに軽度なものでもジアミン系薬剤のアレルギー症状を疑いましょう。

アレルギー反応が起こったら?

一度、なんらかのアレルギー症状が出たらアウト。症状があらわれたら、もうジアミン系薬剤の入った白髪染めの使用はやめましょう。

なぜなら、一度起こってしまったら、次も必ずアレルギー反応が起こるからです。しかも前回よりも強く症状があらわれることが多く、取り返しのつかないことにもなりかねません。

その日の体調も関係しますが、「たまたま反応してしまった」と見過ごさず、ジアミン系薬剤に対する許容量を超えてしまったと把握し、それ以降のジアミン系薬剤入り白髪染めを使わないようにしましょう。


ジアミンアレルギーが出てしまったら

ジアミンアレルギーが出てしまったら

今まで気軽に白髪を染められる白髪染めを使っていたのに、もう使えなくなったらどうすればいいの?とショックを受ける方もいらっしゃることでしょう。

でも大丈夫。ジアミン系の染料を使わない白髪染めもたくさんあります。

ノンジアミンの白髪染め

  • ヘナ
  • お歯黒式白髪染め
  • ヘアカラートリートメント
  • ヘアマニキュア

とジアミン系染料を使わずに白髪を染めるノンジアミンの選択肢も豊富です。

おすすめはトリートメント

なかでもおすすめは、普段のトリートメントに置き換えて使うだけで、髪や頭皮に優しく、そして自然に染めることができるヘアカラートリートメントです。

トリートメント効果が高いため、白髪染めを使って傷んだ髪の補修もでき、髪や頭皮に優しい白髪染めと同時に美しい髪づくりにもできる一石二鳥のアイテムです。

少々お値段は高くなりますが、色が付けばあとは一週間に1~2度の使用で良いので、トータルで考えるとそれほど価格面での問題は気にならないことでしょう。

まとめ

市販や美容院での白髪染めに使われるジアミン系染料はしっかり手早く白髪を染めることができる反面、アレルギーを引き起こすおそれがあるので注意が必要です。

一度、白髪染めを使った後に違和感を感じたらジアミンアレルギーを疑い二度と使わないことが大事。

白髪染めを使わなくても白髪を染める方法はほかにもちゃんとあるのでご安心ください。

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